2012年04月06日

植物の力「ファイトケミカル」で健康力をアップ!

トモヨ【栄養士】

今年はなかなか暖かくなりませんでしたが、気がつけばもう4月です。

新しい生活が始まり、生活の環境が変わるこの時期は
からだがストレスフルになります。
気が張っている間は何でもないと思っていても
少し落ち着いて気が緩んだ時に、からだにどっと疲れが出る。
これがよく言う「五月病」です。

ストレスを減らしたり、ストレスを解消することは大切なことです。
それに加えて重要なのが、ストレスに負けないからだを作ること。
今回は、からだを作る「栄養」の視点から

「知られざる植物パワー」をご紹介します。
最後にファイトケミカルレシピも紹介します。

ファイトケミカル(phyto chemical)という言葉を聞いたことがありますか?
「phyto」はギリシャ語で「植物」という意味で、植物が作る化学物質のことです。
ファイトケミカルは、なんと1万種類以上あると言われていて
「第7の栄養素」としてクローズアップされています。
*その他6つの栄養素は、糖質・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維。

最近よく耳にする、
リコピン、イソフラボン、ポリフェノールなどは
ファイトケミカルの一種です。
植物が紫外線や害虫などの外敵から命を守るために作り出した物質で
それぞれ独自の効果がありますが
共通しているのは

「抗ストレス」

つまり免疫力を高める効果があります。

ファイトケミカルと含まれる食品の例
・β-カロテン(緑黄色野菜)
・リコピン(トマト、スイカ)
・イソフラボン(大豆)
・セサミン(ごま)

毎日の食事でファイトケミカルを上手に取り入れるポイントは
何かひとつではなく、多くの野菜や果物をコンスタントに摂るようにすることです。

「朝はいつもトーストだけ」という人は、トマトやフルーツをプラスする
ランチの牛丼にはサラダやみそ汁を付ける、というように、
「プラスα」をすると、ファイトケミカルも摂取できます。

料理をする時には色どりを豊かにすると、さまざまな栄養素を摂ることができます。
ファイトケミカルは加熱で失われにくいので、生でも加熱してもOKです。

ファイトケミカルのサプリメントを活用するのもひとつですが
まずは食品から摂ることを心がけてください。
というのも、ひとつの食品にはたくさんの栄養素が詰まっているので
お互いに助け合ったり効果を高め合うことができるからです。
また、「噛む」ことによって脳が刺激され、吸収も良くなります。


トマトを使った「ファイトケミカルサラダ」をご紹介します。
ぜひ、今日の食卓に加えてみてください。

トマトには、高い抗酸化作用を持つ「リコピン」がたっぷり。
「リコピン」は、油と一緒に摂ると吸収力がアップします。
良質な油が豊富なアボカド
同じく抗酸化作用を持つ「セサミン」が豊富なごま油とコラボさせた
とっても簡単で、おしゃれなサラダです。

○ファイトケミカルサラダ○
材料
トマト 1個
アボカド 1個
ごま油 大1
塩 少々

作り方
トマト、アボカドを適当な大きさに切る。
ごま油、塩をかけて和えて出来上がり!

ファイトケミカルサラダ.jpg

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posted by とらうべスタッフ at 20:03| Comment(2) | 健康管理

2012年02月10日

チョコレートは、「チョコっとずつ」召し上がれ

マイ【コミュニケーター】&トモヨ【栄養士】

そろそろバレンタインデーですね。
年に一度の告白チャンスとあって、
男性も女性も、少なからず「ドキドキ」する1日です。

我が家にも、「チョコ大好き!」と公言する夫がおりますので、
バレンタインデーは、「ぜひとも美味しいチョコレートをあげたい!」と、
今年もチョコレート選びには気合が入ります。

しかし妻としては、夫のメタボ体型も気になるところ。
そこで、チョコレートを美味しく楽しむために、
栄養士のトモヨさんに、チョコのウンチク話を聞いてみました。
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チョコレートは、「太る」「ニキビができる」と、
何かと悪者扱いにされる傾向にあります。
確かに、チョコを食べ過ぎると肥満やニキビの原因になりますが、
チョコには秘められた「健康パワー」があります。
チョコレートの原料「カカオ豆」には、たくさんの栄養素が豊富に含まれていて、
生活習慣病の予防やダイエットに効果を発揮するのです。

ポリフェノール:強い抗酸化作用があり、動脈硬化を予防し
        ガンの発生を抑制する効果が期待できる
食物繊維:便秘解消、悪玉コレステロールを下げる
テオブロミン:精神を落ち着かせて、集中力を高める
カカオ豆には、このほかにも、ビタミンやミネラルなど
不足しがちな栄養素がバランスよく含まれています。

それでも、チョコレートはカカオ豆のほかに、
砂糖やバター、ミルクなど、糖分や脂質を加えて作られているので、
「高脂肪・高カロリー」であることは、間違いありません。

ですから、「バレンタインだから」と、たくさん食べ過ぎないようにしてくださいね。
多くても1日板チョコ半分(約50g)が目安です。
チョコレートは日持ちしますので、直射日光に当たらないような場所に保存してください。
「チョコっとずつ食べる」のが、チョコレート効果を上手に引き出すポイントです。

あるアンケートによれば、20%の人が
「今年は昨年に比べて、チョコレートを贈る数が増える」と答えているそうです。
昨年の震災が影響して、人とのつながりへの意識が高まっているのかもしれませんね。
今年は身近な人へ、感謝の気持ちと一緒に、健康的な食べ方も伝えてみてください。
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なるほど〜、チョコレートに、こんなにもたくさんの効果があったとは!
目安の量も教えて頂いたことですし、これで安心して夫にチョコレートを贈ることができます。
バレンタインデーは、夫が食べ過ぎないように目を光らせつつ
夫婦水入らずで、チョコレートを味わいたいと思います。
チョコレートの効果だけでも会話が弾みそうですが、
日ごろ照れくさくて言えない感謝や愛情(!?)も、しっかり伝えたいと思います。

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posted by とらうべスタッフ at 19:30| Comment(0) | 健康管理

2011年03月28日

安全と安心

文責 山本恵一

大震災から2週間ほど経ちました。東京にいて、大きな揺れに右往左往したり、危うく帰宅難民になりかけたり、家族や社員の安否確認の連絡に明け暮れたりなど、自ら被災を体験していましたが、ようやく落ち着いてきて、東北地方の被災状況に心痛めたり、連日のテレビ報道から、この震災が与えている影響に思いをいたしたりしながら、これからこの危機状況にどうやって取り組んでいくかを考えられるようになってきました。
とらうべ 社としては、一つはホームページに「放射能と健康被害」と題したメッセージを掲載したこと。もう一つはボランティアとして「震災ホットライン・フォー・ウーマン」と名付けた無料電話健康相談を開設したこと、三つ目には携帯サイトで発信している健康情報「リフラ・ウーマンズナビ」に「震災特集」を発信したことと、以上のことからできることを始めていこうと意気込んでおります。どうぞ、弊社サービスをご活用ください。

そんな営みの中から、自戒を込めて、表題の「安全と安心」について書いてみたくなったのは、原発事故報道と数日前からの「水道水の放射能量」に関するニュースを見ていてでした。政治家や専門家の方たちが繰り返し登場し、空気中の放射線量にしても、食物や水などの放射能量にしても「安全基準を超えているけれど、直ちに健康に被害はない」と仰っているのですが、それを見て、一般生活者は「安心」しているか、そうした報道に「満足」しているかといえば、そうでもないばかりか、却って心配が増している感さえあるのは、独り私に限ったことなのでしょうか? 多分、安心させようと思って熱心に語りかけていると信じているのですが、それが逆効果?を生んでいるのは、大衆が平常心を失っていたり、パニックに陥っているからなのでしょうか?

実はホームページに掲載した「放射能と健康被害」のメッセージは、健康管理を受託している企業から、社員向けのメッセージをと依頼されて作成したものでした。この内容は、まさに、テレビ報道と同じ視点、つまり、保健師・助産師・看護師といった医療専門職の立場からいえば、今回の放射能流出は健康被害にとって危険ではない、という、専門的知見の披露でした。ただちに危険ではない、つまり「安全性」が損なわれているわけではないのだから、過剰に心配しないで、安心してください、というメッセージだったわけです。ところが、科学的根拠に基づいたこうした「安全性」のPRメッセージが、依頼した企業からは無条件で受け入れられなかったのです。「こうした情報の発信自体が(たとえそれが正しくても)社員を動揺させるのではないか」という懸念を表明してくださったクライエント企業もありました。

東嶋和子著『放射線利用の基礎知識』講談社ブルーバックスの中で、著者は次のように述べています。「専門家はリスクをほぼ年間死亡率(リスクの期待値、つまり確率と結果の大きさの積)で判断するが、専門家でない一般市民がリスクを認識するときの大きな要素は「破滅因子」「未知因子」であると、スロヴィックはいう。「破滅因子」とは制御できない、恐ろしい、地球の破滅、致死的な結果、不公平、次世代への高いリスク、削減が難しい、増加しつつあるリスク、受動的など。「未知因子」とは観察できない、知ることができない、遅発性の効果、新しい、科学で知ることができない、などである。−中略− 実際、専門家が上位にランキングしたのは、自動車、喫煙、飲酒の順だったのにたいし、婦人と大学生グループが危険と名指ししたトップは、原子力発電だった。」

ちょっと引用が長くなりましたが、いいたいことは、専門家と一般生活者とでは判断の基準が違う−とりわけ原発関連では−ということです。別の言い方をすれば、専門家は科学的(客観的)な安全性‐危険性に着目しているのに対して、素人は安心‐不安という「こころ(主観性)」に準拠して判断しようとしていること。このちがいを、専門家が了解しているのだろうか、ということです。
もしかしたら、専門家の側に、「安全性」を説明すれば素人は「安心」してくれるのではないか、という思い込みはないのだろうか? またそのために、専門家同士では専門用語や測定と予測といった数学を駆使した厳密なコミュニケーションができても、素人にそれはわからないから、そのような難しい用語を使わないでわかりやすく・・・といった配慮が、「ただちに健康被害が出るとは限らない」などと、一般生活者からすると相当曖昧にしか聞こえない、だから、ますます不安になってしまう、ということになってしまっているのではないかと思えます。実際、放射線報道にますます心配を募らせていたある社員に、「テレビの専門家の言っていることは信じられない?」と尋ねたら、ただちに「信じられません!」という答えが返ってきました。繰り返し、弊社の「放射能と健康被害」のメッセージの件も、こちらは専門家の立場から「安全性」を説いたのに、それが却って「こうしたものを社員に提示すること自体…」と心配を増やしたことも同じこと、つまり、私たちの側に「安全性」の解説が「安心」を保証する、という思い込みがあった事例だと解することができます。

「安全性」の説明は「安心」の一つの手掛かりにはなるだろうけれど、「安心」へ向けてもっと努力しなければならないことがある、というのが、以上の経験から私たちが学んだ教訓でした。安全性の説明自体が悪いのではなく、そこで終わってしまったら「安心」してもらえない、ということです。そして、このことは、原発事故だから顕著に出てきましたが、普段の健康相談でも、程度の差はあれ、同じことが起こっているのではないか、ということが、上に引用した東嶋さんの知見から洞察されることです。
では、どうしたらよいのか・・・・・

私たちの目下のヒントは、一方的に情報を提供するのでなく、これを受ける人と「やり取り」を活発にかわす。つまり、説明ではなく対話をする、ということです。説明すればわかるはずだ、という期待を捨てて、説明だけでは納得できない、というところから出発する。ですから、こちらの説明がわかったか、そうでなかったかを確認したり、わからなかったところを指摘してもらって、再度、もっとわかりやすく語ったり、そもそも相手が何をもとめているのかなど、こちらが「言う」だけでなく、相手に「聴く」ことをもっとしていく、それによって、コミュニケーションが一方的な伝達ではなく、双方向的な「やりとり」になっていく努力を絶やさない、ということです。そうしたやりとりのねらいは「不安」をコントロールするのでなく、やり取りの結果として「安心」が芽生えてくるのを粘り強く待つ、ということともいえるでしょう。
このことは別に目新しいことではなく、弊社のように電話相談を長年やってきたものにとっては、いわば「いろはのい」みたいな基本なのですが、改めてその重要性が、今回の様な危機性が高まれば高まるほど緻密に要求されることなのでは、ということを学んだのが、今回の震災報道からでした。


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posted by とらうべスタッフ at 15:16| Comment(2) | 健康管理